株式投資
株式投資は投資の中でも歴史があり、知名度も高いですが株式投資とはどのような仕組みなのか、そもそも「株式」とは何を指すものなのかなど、初心者でもわかりやすいよう解説します。これから株式投資をと考えている人は是非ご覧下さい。
そもそも株式とは
株式会社の仕組み
株(株式)は企業が事業の資金調達のために発行している証券です。
その集めた資金を元手とし、事業によって利益を上げることが目的で、そのようなシステムの企業を「株式会社」と言います。
また、株式会社に出資を行った人のことは「株主」と呼ばれています。
株主の権利
「株主」は保有する株式を発行している企業に対し、出資者として次のような権利を持っています。
- 議決権:意思決定を行う「株主総会」にて発言や決議への投票などを行い、その企業の経営に参加することができます。
- 剰余金配当請求権:保有する株数に応じ、企業が得た利益を分配した「配当金」を受け取ることができます。
- 残余財産分配請求権:企業が倒産した際などに分配される財産の残額を受け取る権利があります。
株主の責任
株式を保有している場合、その企業が倒産した場合ではあっても借金を肩代わりする必要はありません。株主の責任は、あくまでも出資した資金のみです。これを「株主の有限責任」と呼びますが、つまり株式購入はあくまでも「自分の出した資金」のみが責任の範囲です。
これは決して「業界の慣習」「暗黙の了解」ではなく、会社法104条にて定められているものであり、例外はありません。出資した株式に価値がなくなるだけです。
取引できる株式(上場株式)
投資家が自由に売買できるように証券取引所で公開した株式を「上場株式」と呼びます。
証券取引所は各主要都市に配置されているほか、ジャスダック証券取引所のように中堅企業やベンチャー企業を対象としているところもあります。
- 東京証券取引所(東証)
- 大阪証券取引所(大証)
- 名古屋証券取引所(名証)
- 札幌証券取引所(札証)
- 福岡証券取引所(福証)
- ジャスダック証券取引所(JQ):中堅企業・ベンチャー企業向け
非公開株も買えることは買える
「非公開株」は「未公開株」や「プライベート・エクイティー」との別名も持っています。
そもそもは上場していない企業の株式のことを指し、そのため証券取引所(金融商品取引所)を介しての売買は行えません。
ただし、譲渡価格などの条件で合意があれば当事者の間で売買できないこともありません。
株式投資の始め方
証券口座の開設
まずは証券口座を開設します。口座開設には本人確認が必要です。証券口座は多々ありますが大きな違いは手数料です。近年は投資への注目度が高まっていることから、新規口座開設時の特典もそれぞれ違いがあります。手数料や付加価値などを踏まえ、口座開設する証券会社を選びましょう。
証券口座に入金
証券会社にて口座が開設されたら、口座に入金します。株式の購入は、証券会社の口座に入っているお金で行われます。同系列の金融機関の場合ならスムーズに入金できますが、異なる場合は時間・手間がかかります。
銘柄を選んで注文
証券会社が取り扱っている銘柄の中から購入するものを選びます。この点がポイントです。入金までは全員が同じ手順ですが、銘柄選びは自由です。銘柄を選ぶ際には正しい知識が大切なのでしっかりと情報を集めましょう。
株式投資のリスク
投資における「リスク」とは、一般的な「危険」の意味で使われるのではなく、「値段の上げ下げの幅」に対する不確実性を指します。
そのような投資におけるリスクの要因として、値段が上下する理由をここでは解説します。
経済的要因
経済的要因として挙げられるのは、金利・為替、そして景気の動向です。
一般的に金利下がると株価は上昇し、反対に金利が上がると株価は下降する傾向があります。
加えて、円安や円高など為替相場の動きは、輸出入を行っている企業にとって影響が大きくなります。
また、例えば景気が上向きならば消費が増加し、企業の業績もアップします。逆に景気が下向きだと消費は抑えられ、企業の業績もふるわなくなります。
社会的要因
戦争や貿易摩擦、災害や天候などの社会情勢による影響も株価に影響を与えます。
例えば、ビールやアイス、冷暖房器具の売上げは天候に反映されやすい傾向があります。
また、会社の業績や将来性につながることから、戦争などの国際情勢はニューヨークを始めとした海外の株式市場の株価に影響しがちです。
市場の要因
経済的要因や社会的要因をきっかけに、投資家がどのような動きを見せるのか、売買動向も市場には大きな影響を与えます。
また、市場の取引規制による影響によっても値段は上下します。取引規制は売買を規制することによって株価の乱高下を抑止する手段です。
個別の要因
保有している株を発行している企業の問題も、個別の要因として株価に影響を与えます。
業績や財務内容、さらには新商品の開発やヒット商品の販売といった将来性も価格を左右する要素となります。
また、近年では、迷惑客によるSNSへの動画投稿など、炎上行為によって株が大きく下落するといった思わぬ要因も見られます。
株式投資のメリット
配当や優待券がある
株式投資は株価の変動による差益を狙うものではありますが、銘柄の中には配当・優待券を用意しているものがあります。このような銘柄は、保有しているだけで得られるため、差益がなくともある程度のメリットを享受できます。特に優待券は市販されているサービスではなく、株主のみを対象にした希少価値のあるものもあるほどです。
ボラティリティがあり収益を得やすい
株式の価値を現す「株価」はボラティリティが高いです。ボラティリティとは変動性を意味するもので、ボラティリティが高い=よく動く点も株式の特徴です。そのため収益を得やすいです。もちろんこの点はリスクをはらんだ部分でもありますが、思わぬ高利益にありつける可能性もあります。この点は、低金利の金融機関への預金では味わえないものです。
メリットだけでなくデメリットも把握した上で投資を
株式は値上がりにより利益が期待できたり、株主になればさまざまな権利が企業から与えられるなど魅力の多い投資です。
その一方で、株価の値下がりや企業の破綻などによって、ときには投資資金を失う可能性もゼロではありません。
前もってしっかりと株式について把握し、無理のない範囲で投資を行っていきましょう。
市場の複雑化や予測困難な経済の変動、政治的なリスクなど、益々複雑になる市場動向。物価高や給料がなかなか上がらない中で、資産を増やすためには、投資スクールで専門家からしっかり指導を受けることが大切です。そこで投資の目的に合わせて、オンラインで受講できると投資スクールをご紹介します。
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