金融派生商品とは

投資初心者にとっては投資に関する用語は難しいものが非常に多く、どの投資にどんな特徴があるのかを理解するのも一苦労です。ここではその中でも金融派生商品とは何か?またその種類にはどのようなものがあるのかを紹介します。

金融派生商品(デリバティブ)とは

「金融派生商品」とも呼ばれるデリバティブは、原資産の値の変動により取引価格が決まる商品のことです。ここでいう「原資産」とは、デリバティブ取引において対象となる資産を指しており、具体的には株式や株価指数、為替、債券、商品、金利、信用リスクなどさまざまなものがあります。この原資産から派生した商品であるため、「金融派生商品」と呼ばれています。

元々は、米や綿花などの農作物を対象とした先物取引から発達したものですが、1990年前後からは金融商品(株式や債券など)を対象とした先物取引やスワップ取引、オプション取引が活発に取引されるようになっています。

デリバティブの種類

金融派生商品はデリバティブともいい、通貨や債権・株式・商品などの「原資産」のリスク回避を目的とした取引をいいます。例えばFXは外貨の先物取引をするデリバティブであり、さまざまな取引形態が存在します。

先物取引

デリバティブにおける先物取引とは、特定の原資産に関して特定の期日(受け渡し日)にあらかじめ決められた価格で売買を行う約束をする取引のことをいいます。株価指数や債権・石油・貴金属・農産物などを原資産としながら、金融商品取引所に上場されているものの取引を行います。

例えば、「FX」や「商品先物取引」などがあります。

FX(Foreign Exchange)は、一定の証拠金(補償金)を業者に預け、レバレッジをかけて主に為替変動による差金決済で外国為替(外国通貨)を売買する取引です。また、商品先物取引とは、将来の一定期日に行う特定の商品(原資産)の売買について、現時点で取り決めを行った価格で売買することを約束する取引。先物取引のうち、貴金属・農産物・エネルギー等を原資産とするものを商品先物取引と呼びます。

オプション取引

オプション取引は特定の原資産に関して特定の期日(受け渡し日)にあらかじめ決められた数量・価格で受け渡しを行う「権利」を売買する取引のことを言います。買う権利のことを「コールオプション」、売る権利のことを「プットオプション」といい、オプションの購入者はこれを行使することも放棄することも可能で、損失を限定できるというメリットのある取引形態です。

オプション取引としては、例えば「株価指数オプション」や「通貨オプション」があります。株価指数オプション取引は、株価指数を原資産とするオプションを指します。指数が原資産となるこため、現物の受け渡しは行われず、買いと売りの取引代金の差額による差額決済が行われる点が特徴です。また、通貨オプションは、特定の通貨について定められた期間または期日に、事前に決められた為替レートで売買するオプション取引をいいます。企業間などで盛んに行われていますが、権利の売買であることから現物の受け渡しは行われません。

スワップ取引

スワップとは「交換」を意味する言葉であり、金融取引においてはお互いが将来に発生する金利債務などのキャッシュフローを交換する取引のことを示します。同じ通貨で異なるタイプの利息を交換する「金利スワップ」のほか、異なる通貨で利息などを交換する「通貨スワップ」「クーポンスワップ」などの商品が存在します。

金利スワップとは、同じ種類の通貨で異なるタイプの金利を交換する取引です。変動金利と固定金利の交換が最も典型的であり、金利スワップの場合には元本交換を行わずに金利部分のみを交換します。また、通貨スワップは異なる通貨の利息などを交換する取引を指します。例えば、ドル金利を受け取って円金利を支払うといった形になります。

フォワード取引

フォワード取引は「先渡取引」ともいい、将来の特定日または一定期間後において、契約時に設定したさまざまな条件に基づいて受け渡しを行う商品となっています。通常は受渡日までの期間における金利を考慮しながらレートを決めることが多く、将来の為替リスクのヘッジなどに利用されることが多いです。

フォワード取引の場合、例えば「NDF」や「FAR」などがあります。

NDFは「Non-Deliverable Forward」を略したもので、決済時に元本部分の受け渡しは行わず、あらかじめ決められている取引価格(NDF価格)と決済時の実勢価格との差額を米ドルなどで差金決済を行います。また、FAR(金利先渡取引)は「Forward Rate Agreement/Arrangement」の略です。これは、将来の特定機関に対応する金利を現時点で決めておく相対取引で、決済時にはTIBORやユーロ円LIBORとの差額決済が行われます。

デリバティブ活用術

リスクヘッジ

デリバティブが取り扱われる理由の一つに「リスクヘッジ」があります。リスクヘッジとは通常であれば投資家が背負わなければならないリスクをさまざまな形で分散・ケアするものであり、保有している原資産にある価格変動リスクを回避するための取引を行うことにより、想定外の大きな損失の発生を防ぐことが可能になります。

アービトラージ

アービトラージは「裁定取引」という意味の言葉であり、金利差や価格差に注目することで割安な投資対象を買い割高な投資対象を売るポジションを取ることにより、両者のサヤを抜こうとする手法のことを意味します。両者における価格が収縮した場合などにおいて反対売買を行うことができると大きな収益を上げることが可能になります。「サヤ取り」や「スプレッド取引」などと呼ばれることもあります。

スペキュレーション

スペキュレーションは投機的な取引のことを指す言葉であり、リスクを取って行う売買取引です。投資よりもハイリスクハイリターンであり、為替相場の変動などを利用しながら短期的な利益を狙って行います。一般的に投資はリスクを押さえて堅実に運用することが勝ちパターンとされていますが、スペキュレーションは不確実だが当たれば大きいというリターンを狙って行う取引を意味しています。

正しい知識で正しく投資を

投資は難しい用語がたくさん出てくるため、初心者は知識不足でうまく運用できず損失だけを出してしまうという可能性もあります。そのため、投資を実行する際には正しく知識を付けたうえで目的に合った運用ができるように学んでおきましょう。

市場の複雑化や予測困難な経済の変動、政治的なリスクなど、益々複雑になる市場動向。物価高や給料がなかなか上がらない中で、資産を増やすためには、投資スクールで専門家からしっかり指導を受けることが大切です。そこで投資の目的に合わせて、オンラインで受講できると投資スクールをご紹介します。

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