投資信託
「投資」と言うワードを聞くと難しい印象を受ける方が多いと思いますが、最近では積立NISAやイデコの登場によりだんだん身近になりつつあります。ここではそんな投資の中でも「投資信託」について紹介します。
そもそも投資信託とは
投資信託の仕組み
投資信託は「投資家から集めたお金をひとつの資金群としてまとめ、運用のプロが株式や債券などへの投資を行う」商品のことをいいます。投資家が自ら銘柄を選択して投資・運用するのではなく、プロに信託する手法となっています。
投資信託のメリット
投資信託は資金を預けて投資のプロが運用を行いますので、初心者でも取り掛かりやすいというメリットがあります。また、複数の銘柄に分散投資をする形が一般的ですので、リスクヘッジの効いた資産運用を行うことができます。
投資信託のデメリット
投資信託と言っても投資ですので、元本割れのリスクはゼロではありません。さらに間に投資のプロが入って投資を行うわけですから、その手数料や他投資と同様の税金もかかりますので収益が減ってしまう恐れがある点はデメリットであるといえるでしょう。
投資信託の種類とは？
インデックスファンド
市場全体の動きを表す代表的な指数と連動した成果を目指す投資信託をインデックスファンドと言います。インデックスは「指標」という意味をもつ言葉であり、日経平均やNYダウなどの指標と連動するような値動きを目指す商品です。
アクティブファンド
投資信託の運用担当者が株式や債券などに対する投資割合を決定する形態の商品をアクティブファンドといいます。投資銘柄や割合に担当者の運用方針が反映される形になることから、担当者名を公表するファンドも存在します。
テーマ型投資信託
テーマに沿って銘柄を選定して運用するファンドがテーマ型投資信託です。多くのテーマ型投資信託は株式を対象としており、成長性の高いテーマに対して集中的に投資することで高い成果を目指すケースが多くなっています。
公社債投資信託
公社債投資信託は安全性の高い債券を中心に運用する形態です。株式を組み入れずに国債や社債などといった債権を中心に運用することにより、大幅な価格変動リスクをとらずに安定的な運用を目指します。
株式投資信託
株式投資信託はその名の通り株式を組み入れながら運用する形態の投資信託です。市場の状況によっては大きな利益が出る可能性がありますが、元本割れのリスクもある運用形態です。ただし、実際には株式を組み入れずに運用しているケースもあります。
MRF（マネーリザーブ・ファンド）
証券総合鋼材に於いて投資資金を待機させておくための追加型公社債投資信託です。元本の保証はありませんが、流動性や安全性を担保するために運用対象を格付けや残存期間などによって厳しく定めています。
外貨建てMMF（マネー・マーケット・ファンド）
運用対象が高格付けの債権や海外短期証券が中心となっている投資信託であり、外貨ベースでは安全性が重視されることになります。収益配分は運用実績に応じて行われますが、毎日分配が発生するという特徴のある投資形態です。
オープン型（追加型）株式投信
いつでも時価で売買することが可能な追加型の株式投資信託です。株式市場や金利・為替などといった価格言動要素の動きをとらえたタイムリーな資金運用ができるようになっており、積極的に値上がりを狙うものや安定性を重視するものなどがあります。
スポット型（単位型）株式投信
投資タイミングにおける経済状況や金融情勢を考慮し、今後成長が期待される会社などに対してタイムリーな運用で収益をねらう単位型の投資信託となっています。1回限りの募集で設定される投資信託であることから、スポット投信とも呼ばれることがあります。
正しい知識を持ってチャレンジを
投資というと悪いイメージを持つ方も多いと思いますが、きちんと正しい知識を持って取り組めばいい資産運用を実現することができます。どの投資手法にどういうメリット・デメリットがあるのかを学び、ぜひチャレンジして下さい。
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